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イザイ関連情報 

イザイの孫弟子・ヴァイオリニスト石井志都子より

2020.11.28 

1942年生まれのヴァイオリニスト石井志都子さんは16歳でロンティボー国際コンクールで上位入賞するなど、戦後日本人の国際コンクール入賞の先駆けとなった方です。パリでイザイの弟子ガブリエル・ブイヨンに師事され、G.ブイヨン氏が毎回レッスンで孫弟子となる石井志都子さんにイザイの音楽について熱く語られそうです。そのうちの少しをご紹介させていただきます。
**2018年に寄せて頂いた石井志都子さんのテキストより**
【イザイのレコード】私がイザイの演奏を聴いたのはSPレコードです。レコードが発明されたばかりで、ザーザーガリガリ雑音入りの演奏でした。それでも素晴しいと思い感動しました。30年前にCDでの復刻版で雑音の無いものを聴き、本当に驚きました。早速、ブイヨン先生に聴いて頂きました。ところが、先生はガッカリしていらっしゃり、「20分の1位しか彼の良さが出ていない…」と。こんなに凄くても…生の音が聴けてなかった事を残念に思います。
【イザイの演奏】イザイの演奏を聴いていると楽譜(音符)が消えてしまいます。ハーモニー(音程)リズム・音の進行etc.楽譜には細かい事まで書き込めません。イザイはそれでも4分の1音高く、低くと指示しています。弓の使い方も書き込んでいます。
【イザイのレッスン】イザイはベルギーに生まれ、ヴァイオリニスト、コンサートマスター、弦楽四重奏、指揮者、作曲家としてヨーロッパ、ロシア、アメリカ、等で19世紀~20世紀にかけて活躍しました。演奏旅行でベルギーに居なかったイザイですが、夏休みだけは必ず別荘に居たそうです。その別荘にブイヨン先生は泊まり込み、ソロやカルテットのレッスンを受けられたそうです。「レッスンは優しく、いつも「エクスキューズミー」を付けてのレッスンで、必ずヴァイオリンで伴奏を付けて下さり、オーケストラの様だった。」といつも話して下さいました。当時の人々は、イザイの事を「ヴァイオリンの王者・子獅」と云われていました。
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石井志都子著書【或るヴァイオリニストの紀】を贈呈いただきました。
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